呪鬼会の実態に迫る

日本呪術研究呪鬼会

人間の幸せと憎しみは表裏

日本呪術研究呪鬼会は「呪い」「呪術」を専門に研究する日本で一番著名な団体といえるでしょう。各宗派、宗教団体がそれぞれの教えの中で生み出した呪いや呪術というものなこの平和な世の中で不要とされ、よりその教義を広げていく上で、教義の暗部としてその存在自体を封印しつつあるようにさえ感じます。

宗教のもっとも大切である「人生の幸福」を達成させるために、その裏にある「人間の憎しみと欲望」も表裏一体として切り離すことができないと考える私にはこの風潮は少し異質に感じますが、人間はきれいで耳障りのより物には耳を傾ける生き物なのかもしれません。

呪鬼会は人間の暗部であり根幹ともいえる部分の「必死に思う」という力を「呪い」というキャッチな言葉に転嫁し、それを「呪術」という学問にまで持ち上げることに成功した団体といえるでしょう。

呪い代行を依頼するなら

現在はそうした力を拡大理解して霊視や除霊、呪いに関する相談を受け付けていますが、一番注目すべき活動はやはり「呪い代行」。ネット上で評判になっている体験談やレビューや口コミ、さらには最近ではランキングサイトなどもあり、その中で常に上位にあげられるのが呪鬼会です。

そのため、一部では自作自演ではないか、と言われることも多く、実際それが真実か否かを知る由もありませんが、私が取材を重ねてきた範囲画言えば、ランキングや口コミで上位にあげられる、その理由は確かにある、というのが私の考えです。

「呪い代行に依頼すればどんなこともすぐに叶う!」という人もいます。 「依頼してお金を払うだけでいい!」そう謳う業者もいることでしょう。 残念ながら呪鬼会のスタンスはそのような万能的な呪いは存在しないというものでした。呪うには必死に。

命をかけろ。それが呪鬼会の呪術だと私は感じます。 あなたがもしも呪い代行に手を出すなら、呪鬼会をおすすめしたい、と言いたいところですが、本当にあなたの願いは呪いをかけるにふさわしい、もっと言えば呪鬼会に頼むに値するほどの価値のあるものなのでしょうか。

呪いをかけるには穴二つ、かける側にもリスクは存在するのです。それがたとえプロの集団の呪鬼会であってもあなたが呪いをかけた、その事実は揺るぎようのないものでしょう。依頼される前ならまだ引き返せる呪いの道、依頼前には再度重々検討を重ねたうえで一生の決断としてその身をゆだねていただきたい、そう考える次第です。