呪鬼会の実態に迫る

インターネットの呪い代行

数ある呪い代行の中で何を選ぶか

呪鬼会は呪い代行という形を1930年代から行っていたそうだ。今でいう「呪い代行」という言葉は当初はなく、呪いをかける呪術師、呪術師とは呪いをかけるための存在なのだから、わざわざ代行、という言葉を使うことがなかったそうです。

しかし、それがインターネットの普及とともに変化していくこととなりました。 1990年代より一部の会員とのやり取りとしてコンピューター通信を用いたことで、一気に呪鬼会はインターネット上での伝説となりました。ネット回線を通じて人を呪う、場合によっては殺すことができるらしい、と、そうしていつの間にか呪鬼会は「呪い代行」という言葉と共にひそかに一部の社会的ステータスの高い政治家や経済人などに徴用されることとなり脚光を浴びるようになりました。

政治家からの運勢占いから、政敵の排除、日本の政変の陰には呪鬼会の活動があったのかもしれません。経済界というおよそオカルトとは縁が遠い世界ほど実はゲン担ぎや迷信といったものを重視するそうです。会社名や会社の設立や上場の日時を占いや風水で決めることは珍しいことでなく、普通のこととさえ言われています。呪鬼会が今も活動をする後ろ盾としてこうした経政界の後ろ盾があるのかもしれませんね。

その後、呪鬼会がテレビやマスコミなどで取り上げられるようになり、雨後の筍のように同じような呪い代行サイトが立ち上がるようになりました。中にはそっくりそのまま呪鬼会を模したサイトや悪徳な反社会勢力が運営するようなサイトもあり、効果などあるはずもなくただ金銭をふんだくる、場合によれば依頼しなければ不幸になる、といった霊感商法にまで手を出すものも出始めて、社会問題へと発展します。

その中でも呪鬼会は静観をし続けて自分たちが信じる活動の身に注力し、現在は呪鬼会は呪い代行の世界ではまごうことなき第一人者として認定され年間の依頼数もトップクラスを誇ります。

効果と呪術の実態

呪鬼会のサイトによれば効果は7割の人が半年で効果があったと答えています。この辺りは自己申告でしょうから、本当のところはもう少し低いのかもしれませんが、少なくともインターネット上で20年以上は活動を続けているのは実績と効果の積み重ねがないとできないことでしょう。

使用される呪術は丑の刻参り、とういことですが、これもわかりやすく紹介するための喪で在り必ずしも丑の刻参りを行うわけではないそうです。 ハシモト氏が言ったように呪術はその呪術師それぞれで秘匿されており、呪術師同士も術に関しては口を閉ざすため、依頼内容により正確には丑の刻参りとは呼べない別の術が使用されることもあるかもしれませんが、それを知るすべはありません。

依頼があればその依頼によって、呪鬼会が呪術師を選別、選ばれた呪術師は呪鬼会が所有する山林の中で各々の精神を高めながら術を行う日時を決めるそうです。そのため、呪術師が術の準備に入った後は深い山林へと潜るため、連絡が取れず中止にしたい、などという申し出には一切答えられないということ。依頼前に必ず念を入れて確認しておきたい部分ですね。

呪鬼会の呪術師の実力

効果は7割ということでしたが、呪術師それぞれの相性と実力も多大な影響を与えます。呪鬼会では依頼内容を見て、ふさわしいと思われる呪術師に依頼を託します。もちろん最大限の配慮をし、最大の効果が出るように組み合わされるものですが、残念ながら効果が発揮されないこともあります。

そうした効果が出ないと、判断された呪術師はどうなるのでしょうか。当然、効果が出せない呪術師は会の呪術師としての位は取り上げられ、一般の会員に落とされます。これはハシモト氏がかつてそういう立場だったのではないかと推測されます。

呪いのコースに料金の差があるのもこの呪術師のレベルの違いからなのではないでしょうか。すべての依頼を一番高価なコースで依頼する必要はないかと思いますが、やはり依頼の内容によって、呪い殺すなどの最高度の呪いを託す場合はやはり最高度のレベルを誇る呪術師へ依頼することが必要と想像します。

コースに迷いがある場合は、依頼前に担当者に相談し、納得したうえで自分で決断を下したいものですね。